トリセツ / 取り扱い説明

「取り扱い説明」という仕事があります。
最近のトイレは、リモコンにボタンがたくさんありますよね?
新しく商品を買われた方に、
そういうボタンの機能だったり、おそうじ方法をお伝えする仕事です。
私が取り扱い説明を始めた9年前くらいは、毎週くらい仕事がありました。
週に2、3回とか、週末に依頼が入ることもよくありました。
基本的に、これからご自分が使われる機器なので、熱心に聞いてくださる施主さまが多いです。
多様な商品があること、新商品(新機能)が出ること、
また、施主さまの意識、理解度もまちまちなので、
今でも、行く度に緊張します。
そんなトリセツも最近はめっきり減りました。
一番大きな理由は『QRコード』ができて、人を派遣するトリセツが有料化されたことです。
(理由の一つに、新築のお家が減っていることもあります。)
QRコードリストを見た時に正直、とても良い!と思いました。
衛生機器は本来、取り扱い説明なんか無くても使えるくらいシンプルであるべき商品です。
QRコードやホームページで掲載されている動画は箇所毎に作られており、1本5分以内です。
自分が気になる箇所の使い方・お手入れ方法だけ確認できます。
説明員の知識とか、説明の上手下手に頼らず、
購入した方が均一な案内・正確な情報を得られることは、とてもフェアで良いことだと思います。
昨日、久しぶり(1か月ぶりくらい?)の取り扱い説明は、リフォーム現場でキッチンでした。
施主さまは60代くらいのご夫婦。
IHヒーターがバージョンアップしていました。
電気機器は機能があり過ぎて、便利なのか、不便なのか分からんな、とよく思います。
『揚げ物』機能 → 温度設定ができる。
『湯沸かし』機能 → お湯が沸くと5分間保温して切れる。
などの機能は便利やなぁ、と思いますが、
『焼きなす』とか・・・ピンポイントのメニュー機能、ってどれだけの人が使うんだろう、と思ってしまいます。
「IHヒーターを活用したレシピ本も一緒に入っていますので、良かったら参考にしてください。」
と話しながら、取り扱い説明書の束を探すも、レシピ本が見つからず。
帰ってから、取り扱い説明書を見直したら、レシピ本もQRコード化されていて衝撃を受けました。
まぁ、実際ほとんど使われないでしょうし、
カラー印刷の冊子だったので経費削減で改善(?)されたんだろうなぁ、と想像しています。
労働人口の減少が話題になる昨今ですが、ITの進歩により確かに仕事の在り方も変わってきている(減ってきている)ことを実感しています。
人にしかできない仕事って何でしょうか。
「人が足りない」と嘆かれ、本当は一番必要とされている現場の仕事(職人、農業、介護など・・・)は給料が安く、肉体労働で、人気の無い仕事だったりして、
皮肉だと思うことがよくあります。
*取り扱い説明はホームページ上でも動画で見られます。↓
知らなかった便利な機能を見つけられるかも。
使い方・お手入れ方法を動画で確認します | お客様サポート | TOTO株式会社
美馬香都子
